Seminar-1

循環器診療は「緊急対応」「高度な判断」が求められる領域であり、その専門性に惹かれてキャリアを志す若手医師は少なくありません。一方で、教科書的な知識だけでは理解が難しく、「実際にどのように判断しているのか」が見えにくい領域でもあります。

本ワークショップは、「Best for the Patients」 という視点に立ち、第一線で診療にあたる循環器専門医の実体験を題材に、どのように考え、どこに着目して診療しているのかを少人数で議論しながら学ぶ実践的なプログラムです。

各セッションでは、初めに15分間のキーノートレクチャーで基本的な考え方を共有した後、症例を用いた Small Group Discussion を二段階に分けて実施します。参加者自身が「どう判断するか」を考えるプロセスを大切にし、単なる知識の習得ではなく、循環器内科の “面白さ” や “奥深さ” を体感できる構成としています。

対象は意欲的な医学生および研修医であり、冠動脈疾患・心不全・不整脈といった代表的な領域を通して、循環器専門医が実際にどのように患者を診ているのかを学びます。本ワークショップを通じて、循環器領域の魅力をより立体的に理解していただくことを目的としています。

開催概要

開催会場 : コングレススクエア日本橋 ホールB
       東京都中央区日本橋1-3-13
       https://congres-square.jp/nihonbashi/access/
       東京メトロ「日本橋駅」直結、東京駅日本橋口から徒歩5分
開催日時 : 2025年12月21日(日) 9:00-13:00
募集定員 : 48名
受講対象者: 学生、初期研修医
参加費  : 5,000円

セッション

開会の辞 中川 義久 先生(滋賀医科大学 内科学講座 循環器内科)

Session 1:STEMIでないSTEMIをどう見抜くか:専門医の判断プロセスを共有
演者:林田 未有 先生(久留米大学病院 心臓・血管内科)
   坂本 考弘 先生(島根大学医学部 循環器内科)

セッション概要:
「STEMI」 らしく見えないが本当はどうか?という症例を取り上げ、どこで「急ぐ/急がない」を判断しているのか、初期診療の着眼点を議論します。また、12誘導心電図だけでは語れない「違和感」「背景情報の重み付け」を共有します。

Session 2:エコーや BNP に頼らない心不全診療:専門医の Trick
演者:松本 卓也 先生(東京大学医学部附属病院 循環器内科)
   堀内 優  先生(三井記念病院 循環器内科)

セッション概要:
心不全診断において検査結果に頼らず、「患者の全体像」から診断にアプローチする方法を紹介します(問診、聴診、身体所見の組み合わせ)。
そのうえで、ガイドラインに沿った GDMT(Guideline-Directed Medical Therapy; 診療ガイドラインに基づく標準治療)の実践について、各 Stakeholder に忖度のない形で議論します。

「日本循環器学会 教育研修部会の活動内容」
演者:坂本 考弘 先生(島根大学医学部 循環器内科)

Session 3:あわてる不整脈と、あわてなくてよい不整脈:専門医の視点を学ぶ
演者:松井 優子 先生(東京女子医科大学病院 循環器内科)
   増田 慶太 先生(聖路加国際病院 循環器内科)

セッション概要:
どの波形が“危険のサイン”なのか、カテーテルアブレーションや植え込み型除細動器の役割を含め、不整脈診療のリアルな判断基準を共有します。
救急外来で遭遇する「よくあるリズムの異常」を題材に、Small Group で整理していきます。

Session 4:エビデンスの読み方・使い方:循環器内科はこうして進歩してきた
演者:香坂 俊 先生(慶應義塾大学医学部 循環器内科)
   水野 篤 先生(聖路加国際病院 循環器内科)

セッション概要:
臨床試験の例を取り上げながら、「結果をそのまま当てはめる」のではなく「目の前の患者に照らして解釈する」プロセスを学びます。
狭心症診療を題材として、ロジカルに考えていくと管理がシンプルになることを体感してもらいます。

閉会の辞 水野 篤 先生(聖路加国際病院 循環器内科)


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