BLS/ACLSトレーニング10年 – – – 関東甲信越支部

(最終更新日:2019/05/15)

日本循環器学会循環器救急医療・災害対策委員会
蘇生教育小委員会 菊地研

御礼

日本循環器学会(JCS)が2007年3月にアメリカ心臓協会(AHA)と心肺蘇生法(CPR)トレーニングに関する国際トレーニングサイト(ITC)を締結して以来、2017年で丸10年を迎えることになりました。この節目を迎えることができましたのも、ひとえに皆様からのご支援の賜物であり、ここに改めて深く感謝しお礼申し上げます。

開催実績

現在では、Basic Life Support / Advanced Cardiovascular Life Suppoer (BLS / ACLS)の言葉は研修医にも医学生にも当たり前のものになっており、このBLS/ACLSコースを日本循環器学会が導入したことは、日本の蘇生教育へ大きな役割を果たし貢献してまいりました。
その一翼を担ってきた関東甲信越支部では、着実にその開催を重ねてきました。医療従事者向けにBLSプロバイダーコースはこれまでに約1,800回、ACLSプロバイダーコースは500回以上開催し、受講者数は合わせて2万5千人を超えています。その他、主に病院事務職員や警備員向けにハートセイバーAEDコースを、一般市民向けにファミリーアンドフレンズコースを開催してきました。
最近では、さらにレベルアップしたい、臨床経験を有している熟練者(Experienced Provider)のためにACLS EPコースを開始しています。

注1)本部事務局データベースに基づき2008年1月 – 2017年12月の期間で集計

これらの開催によりCPR領域でのガイドラインを臨床で実践することができるようになり、「ガイドライン→教育→臨床→研究→ガイドライン」というサイクルを促しています。当蘇生教育小委員会はCPR教育を、蘇生科学小委員会は研究発表を担い協調し合って、このCPRでの「良い循環」を保ち促進してきました。
もちろん、これらの開催は、情熱をもって取り組まれてきたインストラクターや、開催会場を提供してくださるなどそれをご支援いただいた施設の存在があってこそ、成し得ることができたものでした。
この思いから、本日は、それらインストラクターや開催会場施設の代表者に、その多大なるご貢献に対して感謝の気持ちをお伝えしたいと思っております。

施設部門 トレーニングコース開催実績

注1)開催会場は医療機関およびその関連施設に限定
注2)開催回数は全てのAHAトレーニングコース(EP/ACLS/BLS/ハートセイバーAED/ファーストエイド)の合計
注3)受講者数は全てのAHAトレーニングコース(EP/ACLS/BLS/ハートセイバーAED/ファーストエイド)の合計
注4)本部事務局データベースに基づき2008年1月 – 2017年12月の期間で集計

インストラクター部門 トレーニングコース参加実績

注1)参加回数はそれぞれACLSインストラクターがACLSコースへ参加した回数、および
BLSインストラクターがBLSコースへ参加した回数
注2)講習会事務局での経理用データと収支報告書を元に2009年7月 – 2017年12月の期間で集計

代表者表彰

第247回関東甲信越地方会終了後、インストラクター部門の表彰が執り行われ関東甲信越支部長の小室一成先生より表彰状が授与されました。

【ACLSインストラクター部門】参加回数:第一位 中山 英人 殿 (埼玉医科大学)

【ACLSインストラクター部門】参加回数:第二位 布施 淳 殿 (独立行政法人国立病院機構 東京医療センター)

【BLSインストラクター部門】参加回数:第一位 柴田 修 殿 (さいたま市消防局)

※BLSインストラクター部門 参加回数:第二位の竹内 保男殿は当日ご欠席のため後日賞状を授与。
別に施設部門の表彰が執り行われ、東京医療センターおよび獨協医科大学の代表者に対し表彰状が授与されました。

【施設部門】トレーニングコース開催回数:同率第一位 独立行政法人国立病院機構 東京医療センター 殿
【施設部門】トレーニングコース開催回数:同率第一位 獨協医科大学 殿

お願い

これからも一般市民の皆様および医療従事者の皆様にトレーニングを通じてCPRを継続的に普及し、貢献し続けていきたいと思っております。インストラクターをはじめスタッフおよび事務局一同今まで以上に努力・精進してまいりますので、今後とも引き続きご支援・ご協力を賜りますよう伏してお願い申し上げます。

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